はじめに
私が住宅ローンを組んだのは約15年前です。
当時も金利については悩みましたし、自分に万が一のことがあったときに家族が困らないだろうかという不安もありました。
そして今、住宅ローンを取り巻く環境は当時とは大きく変わっています。
金利上昇のニュースが増え、SNSでは「固定金利は損」「変動金利は危険」などさまざまな意見が飛び交っています。
実際、住宅ローン比較サービス「モゲチェック」の調査によると、直近で住宅ローンを利用した人の85%が予算や借入額の見直しを行っていました。
ただ、私は家づくりや不動産売買を経験して感じることがあります。
それは、
「未来は誰にもわからない」
ということです。
マンションを売却したときも、周囲からは「まだ値上がりするから待った方がいい」と言われました。
しかし私は、その予想が当たるかどうかよりも、自分たち家族のライフプランに合っているかを優先しました。
住宅ローンも同じだと思います。
固定金利か変動金利か。
どちらが正解かを探すよりも、自分や家族が安心して暮らせる選択は何かを考えることの方が大切です。
この記事では、最新の住宅ローン調査データも参考にしながら、固定金利と変動金利の違い、後悔しない考え方について整理していきます。
固定金利の「安心代」は本当に妥当なのか
モゲチェックの調査では、「固定金利の安心感に毎月いくらまでなら上乗せできるか」という質問に対して、もっとも多かった回答は月5,000円〜1万円でした。
一方で、実際の固定金利と変動金利の差を試算すると、その差額は月5万円を超えるケースもあります。
つまり、多くの人が考える「安心代」と実際に必要になる金額には大きなギャップがあるということです。
もちろん固定金利が悪いわけではありません。
大切なのは、
- その安心にどれだけ価値を感じるか
- 将来の家計に無理がないか
を考えることです。
固定金利と変動金利の違い
固定金利
契約時の金利が返済終了まで変わらないタイプです。
メリット
- 返済額が変わらない
- 将来設計を立てやすい
- 金利上昇リスクがない
デメリット
- 金利が高め
- 総返済額が増えやすい
変動金利
市場金利に応じて金利が変動するタイプです。
メリット
- 金利が低い
- 当初の返済負担を抑えやすい
デメリット
- 将来の返済額が増える可能性がある
- 金利上昇局面では不安を感じやすい
住宅ローン利用者の85%が予算を見直している
調査によると、直近で住宅ローンを利用した人の85%が、
- 借入額を減らした
- 建築予算を見直した
- 設備仕様を見直した
などの対応を行っています。
これは単純な金利上昇だけが理由ではありません。
現在は、
- 土地価格の上昇
- 建築費の上昇
- 住宅設備価格の上昇
も同時に起きています。
いわゆる
「金利上昇×住宅価格高騰」のダブルパンチ
です。
固定金利が向いている人
以下のような人は固定金利が向いています。
- 教育費のピークが近い
- 家計に余裕を持たせたい
- 返済額が増えることに強い不安がある
- 安定した支出管理を重視する
安心感を優先したい人にとっては、固定金利は有力な選択肢です。
変動金利が向いている人
一方で、以下のような人は変動金利も検討できます。
- 繰上返済を考えている
- 収入増加が見込める
- 返済余力がある
- 金利変動リスクを理解している
金利だけで判断するのではなく、家計全体で考えることが重要です。
SNSや周囲の意見より大切だと思うこと
最近はSNSでも住宅ローンに関する意見をよく見かけます。
「固定は損」
「変動は危険」
どちらも一理あります。
しかし、未来の金利を正確に予測できる人はいません。
私自身、マンション売却時には周囲から「まだ上がる」と言われました。
それでも私は、自分たち家族のライフプランを優先しました。
結果として、その判断を後悔していません。
住宅ローンも同じです。
大切なのは、
「誰かの正解」
ではなく、
「自分たち家族の正解」
を見つけることだと思います。
住宅ローンは比較してから決めたい
住宅ローンは銀行によって、
- 金利
- 保証料
- 団体信用生命保険
- 手数料
が大きく異なります。
固定か変動かを悩む前に、まずは複数の選択肢を比較してみることも重要です。
金利上昇が気になる今こそ、住宅ローンは「なんとなく」で選ばず、複数の金融機関を比較しておきたいところです。
モゲチェックなら、住宅ローンの条件を無料で比較できます。固定金利・変動金利で迷っている方や、借入額に不安がある方は、一度シミュレーションしてみると判断しやすくなります。
※住宅ローンの条件は、借入額・年収・勤続年数・物件条件などによって変わります。
まとめ
固定金利と変動金利に絶対の正解はありません。
大切なのは、
- 金利だけで判断しないこと
- ライフプランを考えること
- 無理のない返済計画を立てること
です。
将来の金利は誰にもわかりません。
だからこそ、焦って周囲の意見に流されるのではなく、自分たち家族にとって納得できる選択をしてほしいと思います。