新築のネット回線で後悔しないために|光回線工事はいつ?引き込み・配線・おすすめ回線を解説
新築の家づくりでは、間取り、住宅ローン、外構、照明、カーテン、家具家電など、決めることが本当に多くあります。
その中で、意外と後回しにされやすいのがインターネット回線です。
「引っ越してから申し込めばいい」
「スマホがあるから何とかなる」
「ネット回線はどれも同じでは?」
と思っていると、入居後に困ることがあります。
特に新築戸建ての場合、光回線を使うには、住所登録、提供エリア確認、光回線の引き込み、工事日調整、ONUやルーターの設置場所、宅内LAN配線など、事前に確認しておきたいことが多くあります。
入居日にインターネットが使えないと、在宅ワーク、動画視聴、子どもの学習、スマート家電、テレビ視聴、ゲーム、防犯カメラなど、さまざまな場面で不便になります。
私も家電を購入するときに回線を申し込んだのに実際の開通日が遅れてテザリングでオンラインミーティングを凌いだ経験があります。
この記事では、新築のネット回線で後悔しないために、光回線工事はいつ申し込むべきか、引き込み場所や配線で何を確認すべきか、どのような回線を選べばよいかを整理します。
新築のネット回線はいつ申し込むべき?
新築のネット回線は、できれば引き渡しの1〜2か月前には動き始めるのがおすすめです。
理想を言えば、家の完成が近づいてからではなく、電気配線や情報分電盤、LAN配線を決める段階で、ネット回線のことも一緒に考えておきたいところです。
なぜなら、新築のネット回線は、単にプロバイダへ申し込めばすぐ使えるとは限らないからです。
特に光回線の場合、次のような確認が必要になります。
- 新築住所が回線事業者側で確認できるか
- その住所で希望する光回線が使えるか
- 電柱から家まで光ケーブルを引き込めるか
- 光コンセントをどこに設置するか
- ONUやルーターをどこに置くか
- 工事日に立ち会えるか
- テレビ回線や固定電話をどうするか
NTT東日本のフレッツ光の戸建て向け開通工事でも、電柱から住宅へ光ケーブルを引き込み、室内に光コンセントを設置し、ONUやルーターなどを接続する流れが案内されています。つまり、光回線は「契約だけ」ではなく、家の中外の設備とも関係する工事です。
そのため、新築では「引っ越し日が決まってから」ではなく、「引き渡し日が見えてきた段階」で早めに確認する方が安心です。
入居日にネットが使えないとかなり困る
新築のネット回線でよくある後悔が、入居日にインターネットが使えないことです。
スマホのテザリングで一時的にしのげる場合もありますが、家族全員で使うには不便です。
特に次のような家庭では、固定回線がないと困りやすいです。
- 在宅ワークをする
- オンライン会議がある
- 子どもがタブレット学習をする
- YouTubeやNetflixなどの動画をよく見る
- ゲームをする
- スマートテレビを使う
- 防犯カメラやスマート家電を使う
- 家族それぞれが同時にネットを使う
新築の入居直後は、引っ越し、片付け、家具家電の設置、役所手続きなどで慌ただしくなります。
その状態で「ネットがまだ使えない」となると、かなりストレスになります。
特に、在宅ワークをしている家庭では、ネット回線は電気・ガス・水道に近いくらい重要なインフラです。
新築で光回線を引く時に確認したいこと
新築で光回線を使うなら、申し込み先だけでなく、家側の準備も大切です。
光回線の引き込み場所
まず確認したいのが、光回線の引き込み場所です。
光回線は、基本的に電柱などから光ファイバーを建物へ引き込み、室内の光コンセントやONUへ接続します。
この時、どこから引き込むか、外壁のどこを通るか、室内のどこに光コンセントを設置するかが重要になります。
新築時に何も考えていないと、あとから次のようなことが起こる可能性があります。
- 目立つ場所にケーブルが露出する
- 外壁に後から穴を開ける
- ルーターを置きたい場所と光コンセントの位置が合わない
- 情報分電盤から各部屋への配線が使いにくい
- Wi-Fiが家全体に届きにくい
新築では、外観や内装をきれいに仕上げるためにも、引き込みルートは早めに確認しておきたいポイントです。
ONU・ルーターの置き場所
光回線では、ONUと呼ばれる機器を設置することがあります。
ONUは、光回線の信号を家庭内で使えるように変換する機器です。
このONUやルーターをどこに置くかで、家全体のWi-Fi環境が大きく変わります。
よくある失敗は、情報分電盤や収納の中にルーターを入れた結果、Wi-Fiが届きにくくなることです。
収納の中に機器をまとめると見た目はすっきりしますが、場所によっては電波が弱くなります。
特に次のような家では注意が必要です。
- 2階リビング
- 3階建て
- 細長い家
- 鉄骨住宅
- 高気密高断熱住宅
- ルーターを収納内に隠したい家
- 書斎や子ども部屋で安定した通信が必要な家
ルーターは、できるだけ家の中心に近い場所に置けると理想的です。
ただし、実際には間取りや配線の都合もあるため、必要に応じてメッシュWi-Fiや有線LANの併用も考えた方がよいです。
LAN配線・情報分電盤・空配管
新築でネット回線を考えるなら、Wi-Fiだけでなく、有線LANも検討しておきたいところです。
最近はWi-Fiの性能も上がっていますが、在宅ワーク、オンライン会議、ゲーム、動画配信、NAS、防犯カメラなどを安定して使うなら、有線LANがあると安心です。
特に、次の場所にはLAN配線を検討してもよいと思います。
- リビングのテレビ裏
- 書斎
- 主寝室
- 子ども部屋
- ルーター設置場所
- 防犯カメラやネットワーク機器を置く場所
- 将来ワークスペースにする可能性がある部屋
また、今すぐ使わない場所でも、将来のために空配管を入れておく方法があります。
空配管とは、後からLANケーブルなどを通せるように、あらかじめ配管だけ用意しておくことです。
家が完成してから壁の中に配線を通すのは大変です。
そのため、新築時には「今使う配線」だけでなく、「将来必要になるかもしれない配線」も考えておくと後悔しにくくなります。
新築のネット回線で後悔しやすいポイント
新築のネット回線で後悔しやすいのは、主に次のようなケースです。
入居日にネットが使えない
一番よくある後悔が、入居日にネットが使えないことです。
申し込みが遅れた。
工事日が取れなかった。
住所登録に時間がかかった。
提供エリア確認で手間取った。
引き込み工事に立ち会えなかった。
こうした理由で、入居後しばらく固定回線が使えないことがあります。
引っ越しシーズンや年度末、新生活シーズンは、工事日が混みやすいこともあります。
新築の完成時期が見えてきたら、早めに回線事業者へ相談しておくと安心です。
ルーターの場所が悪くWi-Fiが届かない
次に多いのが、Wi-Fiの届きにくさです。
せっかく光回線を引いても、ルーターの置き場所が悪いと、家の中で通信が不安定になることがあります。
たとえば、次のような状態です。
- 2階の子ども部屋だけWi-Fiが弱い
- 書斎でオンライン会議が途切れる
- 寝室で動画が止まる
- 玄関や外構まわりの防犯カメラが不安定
- ルーターを収納内に入れたら電波が弱くなった
新築では、見た目を重視してルーターを隠したくなります。
ただ、ネット環境を考えるなら、機器の見た目だけでなく、電波の届きやすさも考える必要があります。
外壁に後から穴を開けることになる
光回線の引き込みルートを考えていないと、後から外壁に穴を開けることになる場合があります。
新築の外壁に穴を開けるのは、心理的にも抵抗があります。
もちろん、必要な工事であれば仕方ありませんが、できれば新築時に引き込みルートや配管を確認しておいた方が安心です。
特に、外観にこだわった家や、外壁材にこだわった家では、回線の引き込み位置も早めに確認しておきたいです。
テレビ回線との関係を考えていなかった
新築では、テレビをどう見るかも重要です。
選択肢としては、主に次のようなものがあります。
- テレビアンテナ
- 光テレビ
- ケーブルテレビ
- テレビを見ない
- ネット動画中心にする
光回線とテレビをまとめる場合、回線事業者や提供エリア、工事内容、月額費用が関係します。
一方で、テレビアンテナを設置する場合は、初期費用や外観、電波状況を確認する必要があります。
最近は地上波をあまり見ない家庭も増えていますが、まったく見ないのか、災害時や子ども向け番組のために残すのかは、家庭によって判断が分かれます。
新築では「ネット回線」と「テレビ回線」を別々に考えるのではなく、まとめて検討すると失敗しにくいです。
スマホセット割だけで選んでしまう
ドコモ光、ソフトバンク光、auひかり、BIGLOBE光、@nifty光、So-net 光など、スマホとのセット割を打ち出している回線は多くあります。
スマホ料金が安くなる可能性があるため、セット割は重要な判断材料です。
ただし、スマホセット割だけで決めるのは少し危険です。
確認したいのは、次の点です。
- 自宅住所が提供エリア内か
- 工事日が希望に合うか
- 月額料金と初期費用はどうか
- 契約期間や解約条件はどうか
- 10ギガ対応が必要か
- 家族全員のスマホ回線と相性がよいか
- キャンペーン条件が複雑すぎないか
スマホセット割は魅力ですが、新築の場合は、提供エリア・工事日・引き込み可否の方が先に問題になることもあります。
まずは「その家で使えるか」「いつ開通できるか」を確認しましょう。
新築戸建てで選びやすいネット回線の種類
新築戸建てで検討しやすいネット回線は、大きく分けると次の4つです。
光回線
新築戸建てで最も基本になるのは、光回線です。
通信が安定しやすく、家族で同時に使う場合や、在宅ワーク、動画視聴、ゲームなどにも向いています。
一方で、開通工事が必要になることが多く、申し込みから利用開始まで時間がかかる場合があります。
そのため、光回線を検討する場合は、公式サイトや申込ページで最新条件を確認することが大切です。
ホームルーター
ホームルーターは、コンセントに挿して使うタイプのインターネット回線です。
工事が不要なため、光回線の工事を待てない場合や、入居直後のつなぎとして使いやすいです。
ただし、通信速度や安定性は、設置場所、電波状況、エリア、時間帯によって変わることがあります。
家族全員で長時間使うメイン回線として考えるなら、光回線と比べて慎重に判断した方がよいです。
モバイルWi-Fi
モバイルWi-Fiは、持ち運びできる小型のWi-Fiルーターです。
引っ越し前後の一時利用や、外出先でも使いたい場合に便利です。
ただし、自宅のメイン回線として使うには、容量、速度、安定性、同時接続数などを確認する必要があります。
新築戸建てのメイン回線というより、光回線が開通するまでのつなぎや、外出用として考える方が現実的です。
スマホのテザリング
スマホのテザリングでも、パソコンやタブレットをネットにつなげることはできます。
ただし、家族全員で使うには向きません。
通信量が増えやすく、スマホのバッテリーも消耗します。
一時的な利用なら便利ですが、新築入居後のメイン回線としては不安が残ります。
新築なら基本は光回線がおすすめ
新築戸建てで長く暮らすなら、基本的には光回線を軸に考えるのがおすすめです。
理由は、通信の安定性と使い勝手です。
今の家では、ネット回線は単にスマホを見るためだけのものではありません。
- 在宅ワーク
- オンライン会議
- 動画視聴
- 子どもの学習
- ゲーム
- スマートテレビ
- 防犯カメラ
- スマート家電
- クラウド保存
- 家族それぞれのスマホ利用
このように、家全体で同時にネットを使う場面が増えています。
だからこそ、新築では最初から安定した固定回線を整えておいた方が安心です。
ただし、光回線は工事が必要になる場合が多く、開通まで時間がかかることがあります。
そのため、現実的には次のような考え方がよいと思います。
- メイン回線は光回線で検討する
- 工事日が入居後になる場合は、ホームルーターやモバイルWi-Fiで一時対応する
- Wi-Fiが届きにくい場所は有線LANやメッシュWi-Fiも検討する
- テレビ回線や固定電話も一緒に確認する
新築戸建て向けネット回線の料金目安【2026年7月1日時点】
ここでは、新築戸建てで候補になりやすいネット回線の料金目安を整理します。
ただし、回線サービスの料金、工事費、キャンペーン、キャッシュバック、スマホセット割、提供エリアは頻繁に変わります。
以下の表は2026年7月1日時点で確認した目安です。実際に申し込む前に、必ず公式サイトまたは申込ページで最新条件を確認してください。
| 回線・サービス | 月額目安 | 初期費用・工事費の目安 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| BIGLOBE光 | 戸建て1ギガ:5,478円/月、10ギガ:6,270円/月 | 申込手数料・新規工事費が発生。特典により工事費相当額が実質無料になる場合あり | au・UQ mobileユーザー、公式系の安心感を重視したい人 | 工事費実質無料は分割期間中の継続が前提になることがある |
| @nifty with ドコモ光 | 10ギガ:戸建て6,380円/月の表示あり | 契約条件・工事費・キャンペーンは申込ページで確認 | ドコモユーザー、ドコモ光を検討している人 | 1ギガ・10ギガ、タイプ、定期契約の条件確認が必要 |
| SoftBank光 | 1ギガはプランにより料金が異なる。10ギガは2年自動更新プランで6,380円/月の表示あり | 契約事務手数料4,950円。工事内容により工事費が変動 | ソフトバンク・ワイモバイルユーザー | セット割条件、オプション条件、工事費を確認 |
| auひかり | ホーム1ギガ:ネット+電話で6,160円/月〜の表示あり | 新規登録料は2026年7月31日まで3,300円、2026年8月1日以降4,950円。初期費用は48,950円 | au・UQ mobileユーザー | 戸建ては提供エリアに注意 |
| nifty光 | 戸建て1ギガ:2〜21カ月目4,620円、22カ月目以降5,720円の表示あり | 回線契約料3,300円、工事費22,000円の表示あり | @nifty系を使いたい人、au・UQ系ユーザー候補 | 割引期間後の通常料金を確認 |
| So-net 光 | 戸建て1ギガ:5,995円/月。特典適用時は一定期間3,300円/月の表示あり | 事務手数料3,500円。派遣工事の場合29,040円、特典により実質無料の場合あり | コスパや10ギガも比較したい人 | 特典期間後の月額、工事費、ルーターレンタル費用を確認 |
| VisionWiMAX | 2年プラン:初月2,398円、1〜24カ月目3,751円、25カ月目以降5,049円の表示あり | 端末代金・オプション料金・契約条件を確認 | 光回線工事が間に合わない人、工事不要で使いたい人 | 電波状況・通信安定性は場所による |
BIGLOBE光は公式ページで戸建て1ギガ5,478円、10ギガ6,270円の料金が案内され、工事費相当額の特典についても掲載されています。
SoftBank 光は公式料金ページで契約事務手数料4,950円、開通工事費の例、10ギガの料金などを掲載しています。
auひかりは、ホーム1ギガの料金プラン、新規登録料、初期費用48,950円などを公式ページで案内しています。
@nifty with ドコモ光、@nifty光、So-net 光、Vision WiMAXも、それぞれ公式ページで月額料金や初期費用、工事費、特典条件を掲載しています。
※地域によっては、コミュファ光、メガ・エッグ、BBIQ、Pikara光など、地域限定の光回線が候補になる場合もあります。全国対応の回線だけでなく、住んでいる地域で使える回線も確認しておきましょう。
新築のネット回線は、料金だけでなく工事日も確認しましょう
光回線は、月額料金だけでなく、工事日・初期費用・引き込み場所・スマホセット割によって向き不向きが変わります。入居日に間に合うかも含めて、早めに比較しておくと安心です。
料金表を見る時の注意点
ネット回線の料金表を見る時は、月額料金だけで判断しない方がよいです。
特に確認したいのは、次の点です。
- 工事費は実質無料か、本当に無料か
- 実質無料の場合、途中解約時に残債が出ないか
- 事務手数料や契約料はいくらか
- 初月は日割りか、満額か
- 割引期間後の通常料金はいくらか
- スマホセット割の条件は何か
- 指定オプション加入が必要か
- キャッシュバックの受け取り条件は複雑ではないか
- 10ギガ回線は提供エリア内か
- 工事日が入居日に間に合うか
特に新築では、「安いかどうか」だけでなく、「入居日に使えるか」「家の配線計画に合うか」が重要です。
料金が安くても、工事が間に合わなかったり、引き込み場所が想定と違ったりすると、入居後に困る可能性があります。
フレッツ光・ドコモ光・ソフトバンク光・auひかりなどはどう選ぶ?
新築戸建てでネット回線を選ぶ時、候補になるサービスは多くあります。
たとえば、次のような回線です。
ただし、どれが一番おすすめかは、家庭によって変わります。
料金やキャンペーンだけでなく、スマホキャリア、提供エリア、工事日、通信速度、テレビサービスの有無などを総合的に見た方がよいです。
スマホキャリア別に考える
スマホセット割を重視するなら、まずは家族が使っているスマホキャリアから候補を絞ると分かりやすいです。
| 家族のスマホ | 候補になりやすい回線 |
|---|---|
| ドコモ | ドコモ光系 |
| ソフトバンク | SoftBank光 |
| ワイモバイル | SoftBank光 |
| au | auひかり、BIGLOBE光、So-net 光など |
| UQ mobile | auひかり、BIGLOBE光、So-net 光など |
| 格安SIM中心 | スマホセット割より月額料金・工事日・契約条件で比較 |
ただし、スマホセット割があるからといって、その回線が必ず最適とは限りません。
新築では、まず提供エリアと工事日が重要です。
せっかくスマホセット割が使えても、入居日に開通できなかったり、そもそも提供エリア外だったりすることがあります。
提供エリアで考える
光回線は、地域によって使えるサービスが異なります。
全国的に候補になりやすい回線もありますが、地域によっては、コミュファ光、メガ・エッグ、BBIQ、Pikara光など、地域限定の光回線が候補になる場合もあります。
地域限定回線は、エリアによっては料金や速度面で魅力的なことがあります。
ただし、全国どこでも使えるわけではないため、まずは自宅住所で提供エリアを確認しましょう。
工事日で考える
新築では、工事日も重要な比較ポイントです。
同じ光回線でも、申し込み時期やエリアによって工事日が大きく変わることがあります。
特に引っ越しシーズンは、希望日に工事できないこともあります。
入居日にネットを使いたい場合は、料金だけでなく、工事日を必ず確認しましょう。
10ギガ回線が必要か考える
最近は10ギガ対応の光回線も増えています。
ただし、すべての家庭に10ギガが必要なわけではありません。
10ギガを検討してもよいのは、次のような家庭です。
- 家族全員が同時に大容量通信を使う
- オンラインゲームを快適にしたい
- 動画配信や大容量データの送受信が多い
- 在宅ワークで安定性を重視したい
- 将来性を考えて高速回線にしておきたい
一方で、動画視聴や通常の在宅ワークが中心であれば、1ギガ回線でも十分な家庭は多いです。
10ギガ回線は、提供エリア、対応ルーター、LANケーブル、宅内配線、パソコン側の対応なども関係します。
月額料金だけでなく、家の中のネットワーク環境全体で考えましょう。
新築でテレビ回線はどうする?
新築のネット回線を考える時は、テレビをどう見るかも一緒に考えておきたいです。
テレビの選択肢は、主に次の3つです。
テレビアンテナ
テレビアンテナは、初期費用を払えば月額費用を抑えやすい方法です。
ただし、地域や周辺環境によって電波状況が変わります。
また、屋根や外壁にアンテナを設置する場合、外観に影響することもあります。
最近はデザインアンテナを選ぶ家庭もありますが、設置できるかどうかは電波状況次第です。
光テレビ
光テレビは、光回線を使ってテレビを見る方法です。
外観にアンテナを出したくない人や、ネット回線とテレビをまとめたい人に向いています。
ただし、対応エリアや月額費用、工事内容は回線事業者によって異なります。
新築で光テレビを検討するなら、ネット回線の申し込み時に一緒に確認しておくとスムーズです。
ケーブルテレビ
地域によっては、ケーブルテレビを使う選択肢もあります。
インターネット、テレビ、電話をまとめられる場合もあります。
ただし、月額料金や通信速度、契約条件は事業者によって異なります。
地域密着型のサービスも多いため、自治体や地域の事情によって選択肢が変わります。
新築でネット回線を申し込む前のチェックリスト
新築でネット回線を申し込む前に、次の項目を確認しておきましょう。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 住所登録 | 新築住所で申し込めるか |
| 提供エリア | 希望回線が使える地域か |
| 工事日 | 入居日前後に工事できるか |
| 引き込み場所 | 光ケーブルをどこから入れるか |
| 光コンセント | どこに設置するか |
| ONU・ルーター | どこに置くか |
| 情報分電盤 | 配線を集約する場所はどこか |
| LAN配線 | リビング・書斎・子ども部屋に必要か |
| Wi-Fi範囲 | 家全体に電波が届くか |
| テレビ回線 | アンテナ・光テレビ・ケーブルテレビのどれにするか |
| 固定電話 | 必要か不要か |
| 防犯カメラ | 屋外までWi-FiやLANが必要か |
| スマホ割 | 家族のスマホキャリアと相性がよいか |
| 一時回線 | 工事が遅れた場合の代替手段はあるか |
このチェックリストをもとに、住宅会社、電気工事業者、回線事業者に確認すると、抜け漏れが減ります。
住宅会社に確認しておきたい質問
新築のネット回線は、回線事業者だけでなく、住宅会社にも確認しておくべきことがあります。
特に、次の質問は早めにしておくと安心です。
- 光回線の引き込みルートはどこになりそうですか?
- 光コンセントはどこに設置する想定ですか?
- ONUやルーターはどこに置くのがよいですか?
- 情報分電盤はどこにありますか?
- リビングや書斎に有線LANを通せますか?
- 2階や3階にもLAN配線を通せますか?
- 将来用の空配管は入れられますか?
- テレビ回線はアンテナ・光テレビ・ケーブルテレビのどれを想定していますか?
- 防犯カメラやスマート家電用のネット環境は考えていますか?
- 外壁に後から穴を開けずに済む方法はありますか?
このあたりは、家が完成してからでは変更しにくい部分です。
とくにLAN配線や空配管は、後から追加するより、新築時に検討した方がきれいに納まりやすいです。
入居日までにネットが間に合わない時の対処法
早めに申し込んでも、工事日が入居後になることはあります。
その場合は、一時的な代替手段を用意しておくと安心です。
ホームルーターを一時利用する
工事不要のホームルーターは、入居直後のつなぎとして便利です。
コンセントに挿すだけで使えるタイプなら、光回線工事を待つ間のネット環境を確保しやすくなります。
ただし、電波状況によって速度や安定性が変わるため、設置場所は慎重に選びましょう。
モバイルWi-Fiを使う
短期間だけなら、モバイルWi-Fiを使う方法もあります。
引っ越し作業中や外出先でも使えるため、柔軟性があります。
ただし、容量制限や速度制限には注意が必要です。
スマホのテザリングでしのぐ
数日程度であれば、スマホのテザリングで対応できる場合もあります。
ただし、オンライン会議や動画視聴が多い家庭では、通信量がすぐ増えます。
長期間の代替手段としてはあまり向いていません。
[ここに工事不要回線・WiMAX系のアフィリエイトリンクを設置]
新築のネット回線は「契約」より「家側の準備」が重要
ネット回線というと、どうしても「どの回線が安いか」「どのキャンペーンがお得か」に目が向きがちです。
もちろん、料金やキャンペーンも大切です。
ただ、新築の場合は、それ以上に家側の準備が重要です。
- 光回線をどこから引き込むか
- ONUやルーターをどこに置くか
- Wi-Fiが家全体に届くか
- 有線LANをどこに通すか
- テレビ回線をどうするか
- 防犯カメラやスマート家電に対応できるか
- 将来の増設に備えるか
このあたりを考えずに回線だけ契約してしまうと、住んでから不便を感じる可能性があります。
家づくりでは、ネット回線も「設備計画」のひとつとして考えた方がよいです。
一旦当たり前ですが使っている携帯電話とセット割にできるものがお得ですよね。
ドコモユーザー:@nifty with ドコモ光
ソフトバンク/Y!mobileユーザー:SoftBank光
au/UQ mobileユーザー:auひかり or BIGLOBE光
工事を待てない人:VisionWiMAX
まとめ:新築のネット回線は入居前から準備しておくべき
新築のネット回線は、後回しにしがちですが、実はかなり重要な入居準備です。
特に光回線を使う場合は、申し込み、提供エリア確認、工事日調整、引き込み場所、光コンセント、ONU、ルーター、LAN配線、テレビ回線まで関係します。
入居日にネットが使えないと、在宅ワーク、動画視聴、子どもの学習、スマート家電、防犯カメラなど、さまざまな場面で困ります。
新築で後悔しないためには、次の点を早めに確認しておきましょう。
- 引き渡しの1〜2か月前には回線確認を始める
- 希望回線が新築住所で使えるか確認する
- 工事日が入居日に間に合うか確認する
- 光回線の引き込み場所を住宅会社に相談する
- ONU・ルーターの置き場所を考える
- 必要な部屋にLAN配線や空配管を検討する
- テレビ回線も一緒に考える
- 工事が遅れる場合の一時回線も用意する
ネット回線は、住んでから毎日使うものです。
新築時に少し手間をかけておくだけで、入居後の快適さは大きく変わります。
家づくりの終盤で慌てないためにも、ネット回線は「引っ越し直前に決めるもの」ではなく、「家づくり中に準備しておくもの」として考えておくと安心です。